漂流小説
台風景気が昨日来たから、今日はきっと暇な日曜なんだろうなぁ。昨日、尾之間と小島の間くらいにある県道沿いのそば屋(店名がそば屋なんです)のご夫婦がタイカレーを食べにきてくれました。そば屋さんも台風景気で全部売り切れ、食べ物がなくてうちに来てくれたそうです。うちの本棚を見て結構同じ趣味であることが判明。今まで漂流物(多くは江戸時代末期)が好きという人と会ったことなかったんだけど、そば屋の旦那は漂流物が大好きだそうで、すごくうれしくなっちゃった。私は吉村昭の「アメリカ彦蔵」という小説(実在の人物がいた)を読んで漂流小説にハマったんですが、本棚を見て「おっ、アメリカ彦蔵がある!」って言うから驚いた。そば屋さんは北海道から移住してきたんだけど、来るときに本や漫画を厳選して厳選してどうしても手放せないものだけもってきたそうで、その厳選された漫画の中に「めぞん一刻」があるそうです。うちの本棚にも全巻じゃないけどめぞん一刻があって、またまたそれで話が盛り上がりました。ちなみに須川邦彦の「無人島に生きる十六人」という本が私は大好きで、以前数冊買って友人にあげたりしたほどなんですが、そば屋さんもこの本が大好きだって。
そば屋さんはもともと北海道の田舎そばを出していて、田舎そばって太くて歯ごたえがある、私は大好きなそばなんですが、こっちの人の好みが細いそばだそうで、最近そばが細くなりました。ただつゆだけは譲れないと、今までどおり醤油色の甘くないつゆ(鹿児島は醤油が甘く、つゆも甘い。ついでに酢飯も甘い)を出しています。5月に行ったときはまだ田舎そばだったけど、この間行ったら細くなっていた。細くなっても美味しかったけど。
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