蜜蜂と遠雷
直木賞を受賞し、本屋大賞にも輝いた?恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を今読んでます。先日米寿を迎えたジイサンが結構ミーハーで、直木賞や芥川賞を受賞した本はたいてい買ってるんです。先日ジイサンの家でカラオケをやった際、本棚を見たらこの本があったので借りてきました。前置きが長くなりましたが、この本、超面白い!!!池井戸潤みたいな面白さとは全く違い、読み終えてしまうのがとても残念に感じる、いつまでもこの世界に浸っていたいと思わせる本です。ピアノコンクールの話で、私も恥ずかしながら10年ほど無駄にピアノを習っていましたが、ピアノってこんなに奥深く素晴らしい世界があるんだ!と驚きました。過去に何度かピアノの演奏を聞きにコンサートホールに行ったこともありますが、本に出てくるような感動を受けたことがありません。きっとわたしには音を聞き分ける能力がないのだと思いますが、この本はそんな世界を言葉で見事に描いています。本当に久しぶりに、読み終えてしまいたくないと思わせる本でした。機会があれば是非皆さんもお読みくだされ。しかし本に出てくるように音を聞き分け、音で感動できる体験ってあります?
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