憲法改正
先の衆議院選挙で改憲派が2/3を占めました。いよいよ改憲ムードが高まってきていますね。連日のように中国の脅威が報道されていて、改憲が急務であると、国防ありきの世論を聞く機会が増えました。友人が以前防衛族の政策秘書をしており、報道されないけど連日のようにスクランブル発進しているが、現行憲法ではやられるだけでやり返せないため、自衛官の精神的苦痛は計り知れないという話をしていました。
自民党の改正案は、以前総裁選の時に高市さんが「個人を主体とした憲法であることにかわりはない」と言っていましたが、ところがどっこい、改憲案を見ると、102条に国民は憲法を尊重しなければならないという条項が増えています。現行憲法は為政者の暴走をさせないものでしたが、改正案では国民を服従させるものにすり替わっています。また、98条の、緊急時内閣だけで宣言を出すことができる、緊急事態条項も加わっています。世界初の平等、平和を謳ったドイツのワイマール憲法でも、緊急事態条項という穴があって、そこから合法的にあのナチスドイツが生まれたように、蟻の一穴で全てが逆転してしまうことが実際にあるんだと考えると、改正案は恐ろしすぎる。当時ヒトラーは「外国が攻めてくると言いさえすれば民衆は賛成する」と言っていたそうですが、現在の中国脅威の報道がまさにそれなんでしょうか。でも中国の脅威がもしも、本当だったら?いつのまにか九州が中国の支配下に置かれていた!という事だってあり得ない話ではありません。私たちは何を選択するべきなのか?中国による支配?自民党による独裁政治?今、日本人はワクパス云々などではなく、これから日本をどうしていくのか、本気で考える時が来ているように思えてなりません。
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